ポッドキャストと他のSNSとのちがい
──「伸ばす」より「残る」メディアという選択
SNSは速い。
ポッドキャストは、遅い。
まずこの前提を置いておこう。
X、Instagram、Threads、TikTok。
これらのSNSは基本的に刹那のメディアだ。
流れ、消え、また流れる。
投稿は「消費」されることを前提に設計されている。
一方でポッドキャストは、まったく別の時間軸を生きている。
他のSNSは「瞬間の共感」、ポッドキャストは「継続の信頼」
SNSで起きているのは、主にこれだ。
・一瞬で理解できる
・一瞬で共感できる
・一瞬で忘れられる
これは悪いことではない。
拡散力があり、初速が出る。
だが関係性は浅くなりやすい。
ポッドキャストは逆だ。
・30分〜60分、同じ声を聴く
・話し方、間、思考のクセが伝わる
・聴くほど「人」が分かる
つまりポッドキャストは、
フォロワーを増やすメディアではなく、
信頼を積み重ねるメディアだ。
アルゴリズムに支配されるSNS、選ばれて聴かれるポッドキャスト
SNSはアルゴリズムの世界だ。
表示されるかどうかは、運の要素も大きい。
・投稿時間
・直近の反応
・トレンドとの相性
これらに左右される。
ポッドキャストは違う。
一度フォローされれば、更新する限り通知される。
誰かのおすすめではなく、
リスナー自身が「聴く」と決めている。
ポッドキャストは
「見つけてもらう」より
「待っていてもらう」メディアなのだ。
炎上しにくい、比較されにくいという強み
SNSは常に比較の場だ。
・数字
・見た目
・言葉選び
少しズレると、すぐに叩かれる。
ポッドキャストはどうか。
声だけ、言葉だけ、空気だけ。
炎上は圧倒的に起きにくい。
理由はシンプルだ。
聴いている時点で、一定の理解者だから。
合わない人は、そもそも聴かない。
これがポッドキャストの平和さだ。
ポッドキャストは「資産型」、SNSは「フロー型」
SNS投稿は流れる。
昨日の投稿は、ほぼ見られない。
ポッドキャストは残る。
1年前の回が、今日初めて聴かれることもある。
これはブログに近い性質を持っている。
・過去回が価値を持ち続ける
・世界観がアーカイブされる
・人となりが蓄積される
だからポッドキャストは、
今すぐバズらなくても、意味がある。
結論:どちらが上ではない、役割が違う
SNSとポッドキャスト、
どちらが優れているか、ではない。
・SNS:入口・拡散・出会い
・ポッドキャスト:理解・信頼・継続
この役割分担ができたとき、
発信は一気に強くなる。
速く流れる声もいい。
だが、静かに残る声もある。
ポッドキャストは、
急がない人のためのメディアだ。
──
この記事は、茶人時が書いてます。