入門編 動画 編集

log撮影からカラーコレクションとグレーディングまで【FCPX】

Haseda

1986年生まれ。 フリーランスの人。 カメラと音楽をこよなく愛する都内在住者。 現在「動画編集」メインの左利き。 プライベート作品はSNSで公開中。 愛機はSONYのα7SⅲとFenderのテレキャスター。

Haseda
今日はlog撮影とカラーコレクション、カラーグレーディングの基本的な方法を

実際に編集画面を見せながら説明したいと思います。

写真も楽しいけど動画も楽しいよな!
クチバシ
Haseda
楽しいよね〜!写真はピクセル単位でやることも多くて

編集が少し面倒になってくることもあるけど、動画は私も全然飽きないよ!楽しい!

でもlog撮影って難しいんじゃないか?
クチバシ
Haseda
難しい!!のは細かいとこまで理解しようとすると難しいけど

そこは気にしなくて全然大丈夫だよ!

やり方と基本的な部分は簡単だから安心しておくれ!

あくまで今回は「入門編」ってことだな!

そんじゃ早速教えてくれぃ!

クチバシ

 

この記事を読むと

  • LOG撮影の基本がわかる
  • 簡単なカラーコレクション・カラーグレーディングができるようになる
  • LOG撮影に関する知識が得られる

 

目次

LOG撮影のやり方

Mr.AI
カラーグレーディングは、映像をより美しくリアルに効果的に効率的に鮮やかに現実的に洗練させ、簡単に効果的に表現するための最新のツールとテクニックです。

今日の映像制作業界では、カラーグレーディングは必須のスキルとなっています。

そもそも「log」とはRAWデータから色調・彩度・諧調(かいちょう)を処理した圧縮データのことです。

 

これのメリットはダイナミックレンジ(露光可能な光の範囲)が広いので

「黒潰れや白飛びがしにくい」という解釈でOKです。

 

 

真っ黒に潰れてしまう部分も

真っ白に飛んで見えなくなる部分も

「対数」

つまり数値化して記録します。

 

 

カラーデータが失われることなく記録できているので

あとから復元、または好みの色に調整することが可能です。

 

逆光で被写体を映すケースや晴れた日の空や雲なんてシーンに強いです。

さてデメリットですが

ベースのISO感度が高いところから始まるので

暗所ノイズが乗りやすいことや

適正露出の出し方が慣れるまでは

難しいと感じる点かと思います。

 

カラーグレーディングにこだわらなければ不要かな!

撮影時にある程度追い込んじゃって撮る方にとっては不要かなと。

 

ただ、自由度が高いですから!!

やっぱり色作りにはこだわりたいですよね₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

 

LOG撮影の設定

私はシンプルに適正露出「+2」で撮影しております。

ちなみに私が使用しているのはSONYのα7Sⅲになります。

 

ゼブラを使ってそういう設定にカスタムしてもいいですし

メタードマニュアル(MM)見ながら+2.0になるまで露出を調整してもいいですね。

はい、あとは普通に撮影するだけっす。

 

日中の動画撮影はNDフィルターが必須アイテムです₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

↑最近のお気に入りはコイツ

めちゃくちゃいいよ!

オススメ
【初心者向け】あると便利なカメラレンズフィルターとその種類

続きを見る

 

 

さて撮影したデータを確認してみると

グレーでいわゆる眠い絵が出てきますがそれで大丈夫です。

上の絵の左、ルミナンスを確認すると

25から75にぎゅっと寄ってるのが分かると思います。

(見にくくてさーせん白の帯が中央に寄ってる状態)

 

これをカラーコレクション(ニュートラルな状態に戻す)をしてカラーグレーディング(好きなように編集)する

というのが流れでございます。

 

 

カラーコレクションとカラーグレーディング

カラーコレクション→カラーグレーディング

さてここではFinal Cut Pro X(FCPX)を使用して

やっていきます。

 

まずカラーコレクションをして

データをニュートラルな状態に戻す作業をします。

 

その後自身の作りたいテイストに近づけていく作業である

カラーグレーディングを行います。

 

先ほどのこちらの画像をカラコレしたいと思います。

 

ルミナンスの中央に寄ってしまったものを

シャドーハイライト、それぞれのホイールをいじって

0から100に引き伸ばします。

(白の帯を0から100に伸ばす)

 

 

これ以上白飛びしませんよ!という上限と

これ以上黒潰れしませんよ!という下限を決めるイメージです。

 

はい、もうこれで大分肉眼で見た絵に近い状況に戻ったと思います。

必要があれば中間色をいじってバランスをとってください。

 

もうこれでカラコレ完了!!₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

その後は好きなラットを当てるなり、色味をいじるなりすれば完成です!!

この部分がいわゆるカラーグレーディングになるのですが

その人の作品のみ固有のものですので

あとはやってみるべし!!です。

↑試しにラットをあてたもの

 

 

 

 

カラグレに決まりなんてありません₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

やり方無限大!!

ここまで読んでくれた方におまけ(もしかしたら役に立つかも?)

とりあえず何も考えずにこの通りやってみて雰囲気を確かめるとなんとなく掴めるかもしれません

 

 

①コントラストをつける

※暗い部分を低く明るい部分を上にカーブさせる

綺麗に撮れてるとヒュー対サチュレーション上げるだけでかなりまとまってきます。

 

②カラーホイールでカラコレ

サチュレーション調整→シャドー、ハイライト調整

 

③ラットあてる

ミックスレベル調整

 

④他のクリップにも適応して確認

⌘+Cでクリップコピー→⌘+Shift+Vで効果だけ貼り付けられますぜ。

 

LOG撮影からカラーコレクションとグレーディングまで【FCPX】まとめ

・適正露出プラス2で撮る(まずは)

・日中はNDフィルター必須(これはマジ)

・カラコレしてからカラグレ

log撮影をすることによってもっと自分が表現したい形に近づける事は間違いないと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

 

今後はますます動画の時代になっていきますからね。

今のうち覚えておくのもいいかもしれませんね₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

Haseda
さてここからはLOG撮影に関するお勉強の時間です

LOG撮影の基本知識


- LOG撮影とは、カメラで撮影した映像のデータをRAW形式で保存することです。
- RAWデータは、カメラがセンサーから取り込む際の情報をそのまま保持しており、情報量が多く色や露出の範囲が広いです。

LOG撮影のメリット


- LOG撮影をすることで、映像の情報量が増え、色や露出の範囲が広がります。
- これにより、撮影後の編集でより細かな調整が可能になります。
- また、明るい部分や暗い部分の情報を最大限引き出せるため、映像の質感や立体感が向上します。

LOG撮影のデメリット


- LOG撮影は、通常の撮影に比べて映像がフラットに見えるため、初めて見る人には違和感を覚えるかもしれません。
- また、RAWデータの情報量が多いため、ファイルサイズが大きくなります。
- さらに、撮影時に正確な露出や色の設定が必要であり、設定を誤ると映像の品質が低下する可能性があります。

LOG撮影のポイント


- LOG撮影をする際には、露出や色の設定に注意が必要です。
- カメラのマニュアルモードで設定を調整し、適切な露出と色温度を設定しましょう。
- また、撮影時にはモニターを使って映像の確認を行い、必要に応じて設定を微調整してください。

LOG撮影の編集方法


- LOG撮影した映像を編集する際には、専用のソフトウェアが必要です。
- 一般的な動画編集ソフトでは、RAWデータの情報を最大限引き出すことができません。
- プロフェッショナル向けのソフトウェアを使用するか、カラーグレーディングを行うプラグインを導入することをおすすめします。

LOG撮影の編集のポイント


- LOG撮影した映像を編集する際には、色や露出の調整に注力しましょう。
- カラーグレーディングを行い、映像の表現力を引き出すことができます。
- また、細かな調整が可能なため、映像のトーンやカラーバランスを自由に調整することができます。

LOG 撮影 編集の歴史

LOG撮影の始まり

LOG撮影とは、映像を記録するためのテクニックの一つである。

LOG撮影は、明るさや色彩の範囲を拡張することができるため、より広いダイナミックレンジを持つ映像を得ることができる。

 

LOG撮影の歴史は、映画業界での使用が始まりとされており、その後テレビやビデオカメラにも広がっていった。

1: デジタル時代の到来

デジタル技術の進化により、LOG撮影の可能性が広がった。

従来のフィルムカメラと比較して、デジタルカメラではより細かい階調表現が可能になり、映像の再現性が向上した。

 

これにより、LOG撮影の需要がより高まることとなった。

2: ソフトウェアの発展と編集の効率化

LOG撮影の隆盛に伴い、映像編集ソフトウェアも進化し、編集の効率化が図られてきた。

 

ソフトウェアによるカラーグレーディングやカラーコレクションの機能が強化され、LOG撮影映像の編集作業がより容易になった。

また、特定の映画作品やテレビドラマのスタイルを再現するためのLUT(Look-Up Table)も登場し、編集の幅が広がった。

3: LOG撮影の普及とクリエイティブな表現

LOG撮影は、一部の映画制作やプロのビデオ制作にとどまらず、一般のユーザーにも普及してきた。

ビデオカメラやスマートフォンなどのデバイスでもLOG撮影が可能になり、クリエイティブな映像表現が広がっている。

 

また、SNSやYouTubeなどの動画共有サイトの普及もLOG撮影の普及に一役買っている。

4: 最新のトレンドと今後の展望

現在、LOG撮影のトレンドとしては、より高い解像度や広い色域を持つカメラが登場している。

また、AI技術の進歩により、映像処理や編集の自動化が進んでいる。

さらに、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の技術との組み合わせにより、より没入感のある映像体験が期待されている。

 

LOG撮影と編集の歴史は、映画業界の進化とデジタル技術の発展によって大きく変わってきた。

これからも新しいカメラや編集ソフトウェアの登場によって、より高品質な映像表現が可能になることが期待される。

映像制作に興味がある人にとって、LOG撮影と編集は魅力的な領域であり、自身の技術を磨くことでクリエイティブな映像作品を生み出すことができるだ

LOG撮影編集のメリット

撮影結果の品質向上

LOG撮影と編集は、動画の品質を大幅に向上させることができるんだ。

LOG撮影は、カメラがより多くの情報を捉えることができるため、色の表現がより豊かになるんだ。

 

例えば、夕焼けの綺麗な景色を撮影するとき、LOG撮影を使うと、太陽の光や空の色がよりリアルに再現されるんだ。

その結果、鮮やかな色彩や階調の豊かさが実現できるんだ。

編集の柔軟性が向上

LOG撮影は撮影時に情報を最大限収集することができるため、編集の柔軟性が向上するんだ。

 

例えば、明るい場所と暗い場所が混在しているシーンを撮影した場合、通常の撮影では露出がずれてしまうことがあるんだ。

しかし、LOG撮影では明るい部分と暗い部分の情報をバランスよく収集することができるため、後から露出を調整することができるんだ。

 

これによって、明るさやコントラストを調整して、より理想的な映像を作り上げることができるんだ。

再現性の向上

LOG撮影は、色の情報を最大限収集するため、後々の色補正やフィルター効果の適用が容易になるんだ。

 

例えば、彩度を上げて鮮やかな色合いにするだけでなく、フィルターをかけることで特定の雰囲気やトーンを表現することもできるんだ。

また、色補正によって映像の雰囲気を変えることも可能なんだ。

これによって、作品ごとに異なる表現をすることができるんだ。

プロフェッショナルな仕上がり

LOG撮影と編集を使うことで、よりプロフェッショナルな仕上がりを実現することができるんだ。

色彩の豊かさや明暗の表現のバランスを調整することで、映画のようなクオリティの映像を作り出すことができるんだ。

また、編集の柔軟性を活かして、ストーリーテリングや映像の演出にもこだわることができるんだ。

これによって、ユーザーの注目を集める素晴らしい作品を作り上げることができるんだ。

 

LOG撮影と編集は、動画制作の世界で使われるテクニックの一つなんだ。

カメラだけでなく、編集の技術も駆使して、自分の作品をより魅力的に仕上げてみよう!

LOG撮影編集のデメリット【重要】

ファイルサイズが大きくなる

ログ撮影をすると、撮影した動画のファイルサイズが大きくなってしまいます。

特に高画質で撮影する場合や長時間の撮影を行う場合は、数ギガバイト以上の容量を占有してしまうこともあります。

そのため、保存スペースに余裕がない場合や、ディスク容量の限られた機器でのログ撮影は難しいかもしれません。

編集に時間がかかる

ログ撮影した動画を編集する際には、時間と手間がかかることがあります。

編集ソフトを使って映像をカットしたり、特定のシーンを強調したりするためには、それに応じた操作や設定が必要です。

初めて編集を行う場合や、編集技術が未熟な場合は、編集作業に時間がかかることもあるでしょう。

編集技術が必要

ログ撮影した動画を編集するためには、編集技術が必要です。

編集ソフトの使い方や編集テクニックを学ぶ必要があります。

また、適切なカットのタイミングやエフェクトの使い方など、編集のセンスも重要です。

これらのスキルを身につけるためには、継続的な学習と練習が必要です。

クオリティが低くなる可能性がある

編集によって動画のクオリティが低下することもあります。

編集作業を誤ると、映像が乱れてしまったり、音声が不鮮明になったりすることもあります。

 

また、編集ソフトや機器の性能によっても、最終的な映像のクオリティが左右されることもあります。

そのため、編集によって本来の良さが損なわれる可能性がある点には注意が必要です。

撮影時の制約がある

ログ撮影を行う際には、撮影時の制約が存在します。例えば、撮影場所や撮影時間、撮影角度などの制限があるかもしれません。

また、撮影対象が動いている場合や、特定のシーンを撮りたい場合には、撮影のタイミングや技術にも制約が生じます。

これらの制約をクリアするためには、撮影の計画や準備が重要です。

 

以上が、ログ撮影のデメリットになります。

デメリットを理解し、それに対処できるようになると、より効果的なログ撮影が可能となるでしょう。

しかし、デメリットを克服するためには時間や努力が必要です。

どんなデメリットがあっても、自分の目的や情熱に合わせてログ撮影を楽しんでみてください。

LOG 撮影の注意点

1. カメラ設定を正しく行おう

LOG撮影をするには、カメラの設定が非常に重要です。

まずはマニュアルモードに切り替え、ISO感度、シャッタースピード、絞りなどを自分で設定できるようにしましょう。

また、LOGプロファイルを選択することも忘れずに。

適切な設定ができれば、後でより豊かな色彩を引き出すことができます。

2. 露出を確認しよう

LOG撮影では、撮影時に画像が暗く見えることがあります。

これはLOGプロファイルの特性であり、ハイライトやシャドウの情報を最大限に保存するために行われるものです。

 

しかし、撮影後に露出を調整することも可能です。

撮影時に画像が暗く見えても、必要な情報が保存されているか確認し、後で露出の調整を行いましょう。

3. 白色バランスを調整しよう

LOG撮影では、白色バランスが正確でないと色合いがおかしくなる場合があります。

適切な白色バランスを設定するためには、ホワイトカードやグレーカードを使用して手動で調整するか、プリセットのホワイトバランス設定を使って撮影することをおすすめします。

LOG 編集の注意点

1. カラーグレーディングを行おう

 

LOG撮影した映像はフラットなイメージのままであり、色彩が鮮明でないことが多いです。

編集ソフトを使ってカラーグレーディングを行い、映像により鮮やかさやコントラストを与えることが大切です。

 

カラーグレーディングにはプラグインやプリセットを使うこともできますが、自分で調整することでより個性的な映像を作り出すことができます。

2. ハイライトとシャドウを調整しよう

LOG撮影では、ハイライトとシャドウの情報を最大限に保存することが特徴ですが、それによって映像が平坦になることもあります。

編集時にはハイライトとシャドウの調整を行い、映像に立体感や深みを与えましょう。

ハイライトを引き出すことで明るさを調整し、シャドウを引き出すことで暗さを調整することができます。

3. 最終的な調整を忘れずに

カラーグレーディングやハイライト、シャドウの調整を行った後でも、最終的な調整が必要です。

 

コントラストや彩度、明るさなどを微調整し、映像全体のバランスを作っていきましょう!

 

LOG撮影まとめ

結局のところ「ちゃんと撮れてる」ことが大前提!

LOGの特徴をしっかり理解して撮影すれば、自分の好みや表現したい世界を作れること間違いなし!

 

持って帰って「あ、撮れてませんでしたぁぁ」とかだと実に大ピンチですので

普段何気ないシーンを撮りまくって練習するのが一番でしょう。

 

家の中、1人でであるく夜、光がまちまちの繁華街、お日様マックスの昼間の世界!

光がどれだけあるか?その光の強さはどうか?バラバラな光がどれだけあるか?

 

そんなことを意識しながら撮影してみるとカメラはいいかもしれません₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾

 

カメラ生活楽しみましょう₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾フンフン

 

  • この記事を書いた人

Haseda

1986年生まれ。 フリーランスの人。 カメラと音楽をこよなく愛する都内在住者。 現在「動画編集」メインの左利き。 プライベート作品はSNSで公開中。 愛機はSONYのα7SⅲとFenderのテレキャスター。

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